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2019年2月19日の大崎裕史の今日の一杯

「石神秀幸厳選極み麺セレクション」第9弾は「牛骨ラーメン」。運営は第4弾の佐伯、第5弾の富山、第6弾の熊本玉名、第7弾第8弾の「新潟ラーメン」に引き続き「渡なべスタイル」で2019年2月16日オープン。
ご当地ラーメンの「牛骨ラーメン」といえば山口県の下松市と鳥取県の倉吉市がある。今回はその両方をラインナップ。さすがラヲタ軍団の「渡なべスタイル」。
しかも面白いのは清湯を鳥取、白湯を山口と位置づけ、主なメニューは、鳥取牛骨750円、山口下松牛骨750円、牛骨味噌800円、牛骨辛味噌850円、など。ちなみに味噌ラーメンは牛骨ベースだが鳥取でもなく、山口でもなく、オリジナルなんだとか。でも食べる人が食べると、何かがわかるような味だとか。(私は鳥取と山口で精一杯)

鳥取牛骨、山口下松牛骨、牛すじ250円を注文。
「鳥取」は「牛骨清湯」でかなり淡い醤油色。それでも一口目から十分牛が香る。
「山口」は店頭のさらし暖簾では白湯に見えたが頼んでみたら「牛骨醤油」だった。濃厚というほどではないがこちらもバランスの取れた牛骨白湯醤油味。
麺はどちらも三河屋製麺だがスープによって変えている。(味噌の麺は未確認)
もしかしたらチャーシューも鳥取と山口とで変えているのか?というくらいに脂身の量などが変わってのってきたのでさすがに店主に聞いてみたら、同じだとか。
鳥取も山口も食べたのは随分前なので遠い記憶(最近健忘症気味)との比較になってしまうが、意外と違った。ただ、「違う」のが悪いのでもおいしくないのでもなく、「渡なべスタイル」の創作「ご当地」は特徴をよく捉え、それを「東京の人」においしく知ってもらう作りになっている。(と私は思っている)
なのでどちらも「牛骨ラーメン」としては完成度が高く、おいしい。地元まで食べにいってる人は「どのお店」を中心に作り上げたのかな?などと想像しながら食べるのもまた楽しいであろう。
都内だと他に鳥取牛骨は「香味徳」(銀座)、山口牛骨は「五つ星」(神保町)があるのでそちらとの食べ比べも面白そう。

なお、牛すじは清湯よりも白湯の方が合いそうな気がして山口牛骨の食券と一緒に出したが別容器で出てきた。いや、これまたおいしい。酒のアテによさそうな濃いめの味付け。丼に入れてしまうとこの濃いめの味がスープを変えてしまう可能性もある。(特製には味玉と一緒に牛すじが入る。)

お店データ

ナベラボ 池袋〝牛骨ラーメン〟

東京都豊島区南池袋1-24-5 楽園タウン池袋1F(池袋)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。