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2018年11月9日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区東京

昨日の「玉」に続いて、東京ラーメンストリート、2018年10月30日オープンの新店。入れ替わり2軒のうちの一軒。「トナリ」の場所に入店。
「つじ田」が東京ラーメンストリートに入るのは人気・実力ともに申し分ない、とは思ったが「味噌の章」というのは意外だった。しかし、よく考えると味噌味をウリにする店がこの施設に無かったのでそういう意味での選択と言えよう。「味噌の章」自体は小川町から始まり、飯田橋に出店して3店舗目。
いま、「つじ田」、「田中商店」(豚骨ラーメン)、「金子半之助」(天ぷら)の三社はそれぞれを統括するホールディング会社があり、言わば兄弟会社の関係にある。「味噌の章」1号店は2009年のオープン。ウリメニューの辛味噌ラーメンは2008年にオープンした「田中商店」系の「田中そば店」で出しているからみそラーメン(山形のからみそラーメン)がヒントになっていると思われ、その頃(むしろその前)からいい関係が続いていたのだと思う。
メニューは味噌らーめん850円、辛味噌らーめん950円、バリ味噌らーめん900円、辛バリ味噌らーめん1000円、他。味噌らーめんは優しい味わいのスープに北海道から送ってもらっているちぢれ麺(たぶん小林製麺)、辛味噌は山形の辛味噌がヒント、バリ味噌は濃厚スープに平打ち麺(たぶん三河屋製麺)。
辛味噌らーめんを注文。スープが少なく、かなり油多めだがこの油が綺麗でおいしい。正直、これだけ油があると私の年齢だとくどくなることが多いのだが、この油はゴクゴク飲めるんじゃないかと思うくらいにうまかった。スープが少なめなのでまぜそば風にちぢれ麺とスープを絡めて食べると実においしい。集合施設に入るとクオリティが下がる場合が多いが、むしろあがったのでは?と思えるほどうまかった。甘さがあり、柔らかいメンマがまたおいしい。出てきた瞬間に「チャーシュー麺にすれば良かった」と思ったほどおいしそうなチャーシューはとろけるほど柔らかく、とてもおいしい。接客もかなりよく、どこのお店も気合いが入っている気がした。
ちなみに11時半頃で「つじ田」10人待ち、食べ終えた頃には20人待ち。その足で「玉」に行って14人待ち。「六厘舎」は50人くらいの並びで最盛期を彷彿とさせていた。そしてどこの店の大行列。立地も良いが素晴らしい。

お店データ

二代目つじ田 味噌の章 東京駅店

東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F 東京ラーメンストリート(東京)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。